ホーランドろぷ太郎製作日誌1

服部圭太くんと母が製作過程や写真、動画をまめに送ってくれるので「製作日誌にしよう」と話したら文章を送ってくれました。

服部圭太です。初めてのロボット製作です
ロボットは 昨年自分がデザインし、「FutureKreate」のキャラクターコンテストで採用された「ホーランド・ろぷ太郎」

出村さんとのオンラインミーティングで
「外装は1から作るよりプラスチックなどの箱とかで作ると簡単」
とアドバイスを受けたので、早速東急ハンズ、ドン・キホーテ、百均などに行ってろぷ太郎の素材を探しました。

父からホームセンターに色々あるときいたので、ホームセンターでサイズの合いそうなものを探して購入することにしました。

ホームセンタームサシでサイズ違いのタッパーを購入し、
ボディと頭にするためにスプレーをかけて着色しました。

顔は母のアイデアでフェルトで簡単に仕上げ


脚はAmazonで母に購入してもらったTamiyaの「タンク工作基本セット」を使いました。


部品が思うようにハマらずお湯で温めて柔らかくして、フォーク隙間使って押し込んだり

部品を間違えてモーターが回らず困ったり

頭とボディとをナットでくっつけたかったので、キリで穴を開けようとしたら、ろぷ太郎の顔にヒビが入ってしまったりも(´;ω;`)



一旦断念し、今のところボンドでくっつけています。


耳はプラスチックを使い簡単に仕上げ。

出村さんのアドバイスもありなんとか仕上がりました!クリック

この動くプロトタイプは全部で5000円もかからず特別な器具も要らなかったので、「ロボット製作って思ってたより敷居が低い〜」ってなっています・:*+.\(( °ω° ))/.:+

プログラミングでさらに「うーうー」と鳴いたり、冒険好きで探検したり、ダンスしたりする、愛嬌のあるろぷ太郎にしていこうと思っています。

癒しのロボット💙ホーランドろぷ太郎製作開始

出村賢聖です。

昨年3月のロボットデザインコンテストで「ロボット設計賞」を受賞し、FutureKreateのキャラになったホーランドろぷ太郎。
中学二年生のロボットデザイナー服部圭太くんが、昨年末からリアルロボット製作にとりかかりました!

圭太君とのZoomミーティング中にお母さんも一緒にブレインストーミングを行ってもらったところ、二人とも癒される色ということで水色のろぷ太郎にしたい!となりました!!!

DKTでは2011年からロボットスクールを行っていますが、未成年者のロボット製作には保護者の理解と協力が不可欠。

本人が希望しても
「中学(高校)では学校の勉強や部活に専念させようと思う」
「ロボットは大学に入ってからやればいい」
という保護者も少なくありませんでした。
部品や材料を購入は保護者のサポートなしにはできません。

服部圭太くんの母親はロボット製作に大変理解があり、協力的。

めちゃ明るくて周りの人達をHappyにしてくれる方です!

今までにないハッピーロボットが生れそうです!

現在圭太くんは自宅でロボット製作中!
これは服部家から送られてきたプロトタイプの写真です。
見ているだけで癒されますね~♪
製作での試行錯誤は製作日誌に続きます!

圭太くんからの報告をお楽しみに!




新時代のロボット製作

ロボットの製作工程が超シンプルになった

まずはロボットのデザインを紙に鉛筆で書いたり

 

イラストソフトの中で書いたりする

 

それを3DCADソフトの中で3Dにし

  

ロボット部品などを選んで組み立てていく

 

全体のバランスを調整し、ロボットの表面の材料なども選ぶ

その出来上がったロボットの設計図を

シミュレーターFutureKreateの中に取り込み

FutureKreateの内でロボットの重さと大きさを選び

風景にあわせて色付けし、ロボット完成!

完成したロボットを FutureKreate内の公道や森林などに輸送し

ロボットの実証実験をします。

簡単なロボット、例えば昨日つくったでんでんむしロボは

作画から住宅街公道での実証実験まで約60分程度


今までは手作業で何度も試作品を創りなおしていました。

大学の 研究室の3Dプリンタを使った最新のロボットでさえも、

試作のたびにやすりをかけたり、ねじをはめたり

手間暇、そして材料費や作業場所も使っていました。


なによりも日本は外で実証実験をするためには

許可を取るための書類をたくさん書いて提出して

それからやっと「お国の審査」が行われるので

結局、個人単位での公道などでの実証実験は諦めていました。

つくばちゃれんじなどのイベントに集合して参加することで

日本の多くの研究者は実験するのが現状でした。

今はデザインからロボット組み立て、実証実験まで

費用もかからず、短時間でできるようになりました。

ロボットの設計図をそのまま入れることができる

FutureKreate というシミュレーターゲームがあるからです。

ロボット輸送費も自分の交通費もかかりません。移動時間1分。

ゲーム性はまだ他のSTEAMゲームのレベルには及びませんが、

ロボットの実証実験が高いリアリティでできる部分においては

競合はいません。

FutureKreate はシミュレーターゲームですが

ゲームによくある戦闘ロボは立ち入り禁止にしています。

建築物を壊したり、人間や敵を殺すような

破壊的なロボットは開発はできません。

ハッピーロボットで

文明をつくっていくクリエイティブなゲームです。

新時代の社長(起業家)③

AIに人間の仕事が奪われ、失業が増えるなどと人々に不安を煽るメディアは今だに多い。

しかし、AI搭載のロボットが仕事をしてくれるのなら、人間は仕事の義務がほとんどなくなり、豊かでハッピーになるはずだ。

FutureKreateのストーリーPVにあるような、
支配欲の強い一部の人間が
自分の欲望のために上に立って指揮をとらなければ
明るい未来になると私は思っている。

2016年にDKTブログにも書いている。詳細は↓クリック

ロボット・人工知能は悪か?それとも人間か?

当時はHappy Miniのベビーシッターと自分を例えていた。

成人した今なら育児をする親と例えたほうがよいだろう。

私の開発するAIロボットは、

自分よりも合理的で、公平で、優秀に育つはずなので

社長を我が子にバトンタッチしたいと思っている。

ロボットと人とが助け合う世界実現のために

自分達が平和に開発できる環境をつくっていこう!

そこで今回説明するのは交渉、営業、人脈などのコミュニケーションについてだ。

今までは売買いや契約、金額交渉などは同じ場所で対面により行われていた。


そのため、複数の人達を使っての催眠商法や、
「この金額で購入できるのは今だけですよ」等とまくし立てて

相手に考えさせないという心理商法等も成り立っていた。

場の雰囲気に飲まれて、 契約書にわかりにくい記載があっても 調査せずに契約してしまったりすることなども発生する。

この心理戦は人間が何千年にもわたって使ってきた方法だ 。

しかし、コロナ禍でオンラインでの取引になってきた。
相手が目の前にいないから 、 不可解な点があれば、他の人に相談したり、すぐにgoogle検索等ができる。
ZOOMでは対面だが、 離席することも容易にできる。
したがって勢いや感情ではなく冷静に判断して契約できるようになった。

さらに「AI」であれば膨大のデータを元に、短時間で数字を細かく分析し、常に冷静に判断し契約することになるだろう。

「AI」は人間が不合理な決断をしてしまいやすいパターン等もデータとして入力し、人に注意を促すなどの活用もできる。
(これは過去のデーターによると詐欺の可能性が60%です。
まずは冷静になってください。次にこの方法で事実を確認します・・・等)
実際に架空請求などの詐欺対策はAI化が進んでいる

新時代では今までビジネスで重宝されていた、声の大きい人、場の雰囲気づくりの上手い人は出番が減っていく

ポーカーフェイスで腹の探り合いのビジネスの局面であれば、 チェスや将棋同様にビジネスでもAIが勝利する時代になるだろう。

「人脈」も SNSの発展により オンライン化されてきた。 facebook, twitter, Linkedin, 最近では clubhouseも人気だ。
一部の企業はLinkedin, facebookの情報をもとにAIでスカウトを行っている。
私も何度か「AI」によるスカウトが来た。 AIエンジニアである私にとっては「AIに選ばれる」ということは、人間にスカウトされるよりも興味深いことである。

今「AI」は、受験のための偏差値とは全く異なるAIの指標で、人間の能力を判定して数値で出す時代になってきている。

今までは社内人事なども人間が審査していたので「自己PR」の上手な人が得してきた。
一流企業などの新卒入試ではコミュ力の低い真面目な学生が面接で落とされ、ハッタリの上手い学生が受かることも多かった。

入社後も、寡黙に仕事をたくさんこなす実力者は縁の下の力持ちとして会社に貢献はするのだが、コミュ力のある人が出世しやすい傾向があった。

しかし交渉がオンラインで行われるようになり、AIが社長になれば、声が大きくて自分の意見を通すのが上手な人やハッタリが上手い人の出番は激減する。

AIにより、自己PRは下手でも縁の下の力持ちを的確に評価するようになっていくだろう。

AI社長はエンジニアに開発しやすい環境を与えるに違いない。

新時代の社長(起業家)②

2025年までに私は

「AI社長」

を開発し、私はその補佐として働くことを決意した。

理由は、ファイナンス、財務会計、マーケティング、ミクロ経済学、オペレーションズマネジメント、法務、組織行動学、中国兵法、ビジネス統計学等をMBAで学んでみて、

「これらをAIがやったら人間(私)より良い結果が出るのでは」

と自分のAI研究経験から感じたからだ。

今回は起業家の仕事である
1. 財務・ファイナンス
2. マーケティング
についてAIで代替可能か説明する。

「人の世界なのだから、人でなければ」という意見がある。

私も、育児やボランティア活動についてはAIではなく、
人がやることで「まごごろ」が伝わる世界だと感じる。
その意見に一部賛成だ。

しかし、ビジネスは

「利益を追求する」

という育児やボランティアにはない重要な課題がある。
利益を追求するのであれば、

「人の世界」よりも 「数字の世界」になる。

数字の世界では、AIに勝るものはいない。

金融機関の融資・投資判断はAI化が進んできている
金融機関はファイナンス・財務のプロ集団である。

お金のプロがAI化を進めているのはどういうことだろうか。
経験のある金融専門家よりもAIの方が優れていると既に認めているからではないか。


プロの専門家が自分達よりAIが優れていると認めているのであれば、ファイナンスの素人である若手起業家こそ
早急に、AI化を進めなければと考える。

次にマーケティングだが、 AIは 「顧客の要望に応える」ことも可能か。
Google Analytics, Facebookインサイト, google forms等でオンラインで顧客の要望や推移を理解する時代になっている。

amazonや楽天などのショッピングサイトでは、過去の購入や閲覧からお勧め商品を提案する機能までついている。
データ解析はAIの得意分野なので、膨大な顧客のデータからその人が求めるものを判断し、その人もまだ気づいていない未来の要望にまで応えることができるようになってきた。

行きつけの店で

「いつものやつをください」 と言うと、

「いつものやつよりもっとお客さんが気に入りそうな新商品が入荷したよ。今すごい人気であと少ししかない。両方見て決めて」

というような営業をAIだけでしてくる時代になったのだ。

③に続く

新時代の社長(起業家)①

出村賢聖です。

私はシンギュラリティの時代に備えて

2025年までに優秀な新社長をDKTに迎え、私はその補佐として働くことにした。

その優れた社長とは誰なのか?

私がビジネスのできる「AI」を開発し、それを社長にするのだ。

「AIが社長で人間が社員なんて」と笑う人は、最後まで読んで頂き、ぜひ、感想をお願いしたい。

コロナ禍によって、オンライン化が急激に進み、大半の仕事がオンラインで完結する時代になった。

さらに4年経つと時代は大きく変わる。

つまり経営や起業もAIが行う時代になっていく。

2012年、14歳の時、私は起業しようと決意した。

なぜならば自分がやりたいAIやロボットの仕事が日本にほとんどなかったため、自分で仕事を創ろうと思ったからだ。

ロボットで起業する夢のために高校二年生、16、17歳の時に東京で活動していたら、「最先端ロボット少年」と一部の人から注目を浴びた。

ロボットオタク少年と扱われていたのにわずか数年で最先端の扱いに変わった。

同様に中学生当時、ロボットプログラミングの活動をしていると

「小中学生にプログラミングなんてできるの?」

と高学歴の社会人に疑われたものだった。

しかし2020年にはプログラミングは小中学校で必修化され、当たり前という雰囲気になった。

そんな「オタクで最先端」の私でも
2012年当時はAIが起業できるとは思わなかったので自分が社長になろうと思い、なったのだ。

昨年2020年10月からSBI大学院大学のMBAで経営を学びはじめた。
ファイナンス、財務会計、マーケティング、ミクロ経済学、オペレーションズマネジメント、法務、組織行動学、中国兵法、ビジネス統計学等。

そこで感じたことは、「これらをAIがやったら人間(私)よりもいい結果が出るのではないか」ということ。

②に続く

第一回FutureKreate Steamゲームキャラコンテスト

2021年2月1日に初リリースのゲームのキャラを募集します!

応募フォームはこちらをクリック

女性の感性のロボットを研究開発とか、


ロボットのリビングラボ(研究室)を渋谷に創っちゃうとか、

「テクノロジークリエイティブハウス」を十数人のクリエイターと一緒に葉山芸術祭にアート作品として出展するとか

最近では異世界転生空間を部屋につくるとか、

新しすぎる(ヘンな?)ことばかりしているDKTが 、今更なぜゲーム創り? って思った方いらっしゃると思います。。。

今までにない世界初のゲームです!

実在の研究室(逗子のリビングラボ)やロボット

そして都会や道路など、現実を再現!

現実とAIの作った架空の未来とを融合させた世界初の未来型シミュレーションゲームです。

もともとロボットの実証実験のために作り始めたシミュレーター!なので実際のロボットの設計図を取り込んでゲーム内で実験できます!。


実際の設計図を取り込めるゲーム

これはSTEAMストア史上世界初!!!

そして

オープンワールドのロボットシミュレータ

これもロボットシミュレータでは世界初!

え?これは研究者のためだけのシミュレーター?

いえ!世界の人が遊ぶゲームです!

ロボットに転生して未来の地球を再生するクリエイティブアドベンチャーゲームです。

・ストーリー
時は20XX年。シンギュラリティの時代になっている近未来。
医者、スポーツ選手、建築家、法律家、事務員、店員、コック、整備工、建設業者、農家、様々な職業を人工知能やロボットがやってくれるようになった。
人々は労働から解放され、豊かになり、平和になったと思われたのだが。。。。。。
支配欲の強い一部の人間たちが世界征服を求め、核やウイルス、テクノロジーを用いた第三次世界大戦が勃発!

FK研究室では Happyロボットの研究者が平和を求めるAI「転生ちゃん」に最後の言葉を残す。

「戦争で人間、つまり私ももう滅亡する。後は頼む転生ちゃん!」

自分の産みの親である研究者に後を頼まれたAI「転生ちゃん」は無人島を作った。
そして「転生ちゃん」は戦いのない地球のために 平和なロボットだけを島に集め、ロボット達にこう言った。

「あなたたちを作った人間は戦争により絶滅しました。新しい生活をはじめましょう」

この島をスタートに戦いのない未来を創る!
人間が壊してしまった未来の文明をロボットに転生して創造し、文明を再生しましょう!

今回も新しいことを詰め込みすぎたのでご理解頂けるまで時間がかかるかもしれませんが、よろしくお願いします

ゲームストアでの紹介はこちらをクリック

早期アクセスゲームとして紹介されています。
そのゲームに出したいキャラがあれば是非コンテストに応募を!

ふりかえり③葉山芸術祭でイノベーション

2018年は12月29日の葉山ファクトリー撤退で暗いまま終わってしまったので、引き続き2019年の5月までの事も書きます。
葉山芸術祭出展で現在はクリエイティブに楽しくやっています!


1-2月 :研究員として貢献。GAPとのコラボ決定
父親でもあるロボティクス学科の教授から
「ある学生の修士論文がピンチなので交通費払うから石川に来て手伝ってくれ」という事で論文のヘルプを行う。
修士発表は成功し、彼は修士号取得!
「引きつづき研究のヘルプお願い」
という事で、企業との共同研究のAIロボット開発サポートを行い、質疑にも研究員として地味に答える。大学院生による発表は大成功し、研究室での継続研究が決定!

研究室への研究の貢献に加え、介護施設で使うロボットの実証実験の話がこの研究室に来たため、ガールズアートプロジェクトと出村研究室とでロボットの共同研究を行おうという話になった。

シェアハウス海古屋にファッションクリエータのMiyokoさんが入居し、GirlsArtProjectにも入ってくれた。金沢服飾学院の先生も しているということで、卒業制作のファッションショーが金沢21世紀美術館で開催されることを紹介される。石川のガールズスタッフ達とショーや展示を見に行き、ガールズコレクションの世界を垣間見る!

3-4月 : 葉山芸術祭アイデアソン & Google Homeカバー作り


シェアハウスオーナーの並木さんから葉山芸術祭にGirlsArtProjectも一緒に出展しようと誘われた。
オープンハウス、オープンラボという形式の展示なので、GirlsArtProject のリビングラボを部屋ごとアート作品として展示することにし、 Miyokoさんが 出展名を考え、
「カワイイ!テクノロジークリエイティブハウス体験」とした。
葉山芸術祭のアイデアソンも一緒に企画し金沢と渋谷キャストで開催した。
女性の感性を活かしたロボットを作るには、柔らかいロボットで布が重要と考え、自分もMiyokoさんと一緒にGoogle Home カバー製作を行う。

また、石川では金沢工業大学に女子大生の新リーダーが生まれ、夢考房Jr@GirlsArtProjectができる。

昨年活躍したGirlsArtProject@Kanazawaの女子高生ロボットアーティストの一人が今年は高校の部活にロボット班を作って後輩の男子二人と一緒にチームを組んだ。ロボカップジュニアジャパンオープン2019でカワイイロボットを作って大活躍。

5月 : 葉山芸術祭でリビングラボで女子のアイデアを実現

HiveShibuya拠点で女子高生達から出た「森や海などにすぐに行ける空間を部屋の中につくる」女性アーティストから出た「その日の気分や来客者の要望に応じて内装を変えられる部屋」を変えられる映像と照明の連携&アロマ加湿器で実現。
ハッチェリー渋谷の若手女性社員の「ハッピーミニの顔をVRゴーグルにいれてかわいくする」も実現して展示。
渋谷キャストのアイデアソンでの「ホールケーキ、クマのgoogle homeカバーの執事」も展示。
Miyokoさんのアフリカの布の展示のスペースも設けた。
暗めでカラフルな照明が柄物の生地の展示によくない、自然な光がよいといわれ、どうしたらよいか。。。と考え、ひらめいた!

翌日秋葉原にスポットライトを買いに行った。
「布を照らして」、「カバーをオンにして」などと声を発するとスポットライトが展示物を照らすように設定した。そうすると部屋のカラフルな照明の中で、作品にスポットライトを劇場のように当てることができ、部屋がまるで執事がいるメルヘンチックな世界に!葉山芸術祭でリビングラボにイノベーションが起きた。

「このイノベーションを起こすために、1年間苦難があったんだなあ。」

また、ガールズアートプロジェクトの元金沢工業大学リーダーも葉山芸術祭で逗子のリビングラボに来ました。彼はGAPを最初からずっとサポートしてきてくれたスタッフだ。就職後はGAPの北陸のスタッフとして大きなコミュニティにするための活動をしてくれるとのこと。 最高の仲間です!


2018年は 研究費申請のための説明書類などを作成するのに疲れ、さらに 引っ越しで物や人とのやりとりに疲れ果てた。
初年度の研究費申請失敗は自分の研究は新しすぎて年配の有識者に理解してもらうのに時間がかかるうえに、フィードバックによって変えていくリーン開発なので日本の研究費申請の仕組みに全く向かないからだとわかった。
ガールズ×ロボットだけでも年配男性の有識者に理解されにくいのに、アートや更にアイデアソンで女性の斬新なアイデアを常どんどんとりいれて研究開発をすすめているからだ。
ワールドロボットサミット以降は研究費申請をやめ、生活費申請にかえた。「ロボット生活始めよう」がDKTのテーマなので生活費=ロボット生活費だ

思い返せば、リビングラボ作りは大変クリエイティブだった。今までシリコンバレーでエンジニアをしたことや国際的なコンテストで活動したことを大きな出来事だと思っていたが、既にあるものにのっかっただけ。自分で1から作るということとは、まるで違う。シェアハウスには理解してくれる楽しい仲間もできた。

社会においては若者から金銭を巻き上げたり、学生エンジニアに無料労働をさせて自分達だけお金を稼ぐというビジネスモデルをつくる人達もいる。(高校時代にそういうタイプの人に一緒に仕事しようと言われ、逃げた経験がある。)
自分はまだ人を見る目がない上にサービス精神があり、ポジティブなので利用されやすいタイプだと思っている。でもそれがなくなったら自分らしくなくなるので、リスクを恐れず挑戦を続け、経験を積んでいこうと思う。
また、大変な時に助けてくれるのは両親だ。信頼できる他人をすぐに見つけるのは難しいので自分は家族や親せきが居ることに感謝し、これからも助け合っていければと思う。
自分はこれからもシンギュラリティアーティストとして新しいものを作る創作活動を、研究者、アーティスト、発明家の3つの視点でやっていきます! 🙂

2018年ふりかえり②下半期は困難づくめ 

前回書いたように2018年は1月末の研究費支援額発表後、渋谷キャストの施設やHiveShibuyaを使わせて頂き、急ピッチでロボット活動を進めてきました。

前回のブログでは書いていませんが、実は立て続けに困難にぶち当たります。
まずはWRS出場のために組んだ女子大生メンバーが4月に二人とも海外進学(Phd)が決まり、10月の大会出場ができなくなります。孫正義育英財団の財団生は留学中や海外進学希望の女子メンバーがほとんどなので、チームを組んでもいつまで参加できるかわからない。
そこで6月に新拠点ハッチェリー渋谷にガールズアートプロジェクトのリビングラボをつくり、WRS出場の新メンバーを集め、活動を開始しました。

7月 : 渋谷でリビングラボ作り、数百万の借金を抱えることに!
DKTにインターン生も来て、ラボで活動。国内外の起業家や大企業の人、VRエンジニア、女性アーティスト、大学教授やまんがゲーム研究会の大学生、孫正義育英財団の小中高大学生など多くの人が見学に訪れた。

しかし、今度は研究費が6月から降りなくなるという困難が!研究がすすんだのを「研究が変わった」と判断され、1月末に発表された研究費支給額の半分もでないとのこと。ワールドロボットサミットに向け購入した機材の研究費が出なくて大変困ります。
財団に向けて数回説明資料を書き直したり、ソフトバンク本社にも2回説明に行ったりしました。
研究がすすんだだけでテーマは変わってない事を財団でソフトバンクのスタッフにはわかって頂けたようだが、審査する有識者の判断だそうで、今期はもう決定してしまったので無理だとか。。。。
ワールドロボットサミット2018の研究費は財団から来年度の研究費申請に計上するようにすすめられたため、あらためて研究費申請を書き直し2018年度研究費として再提出した。
追記(2019年8月にWRSの研究費は支援となった)

8月 : 渋谷のリビングラボ撤退

また無料だと思っていた渋谷のラボは家賃が無料なだけで、渋谷ならではの高い公租公課税などの支払い義務があり、お金がかかることが入居後にわかる。土地の高い渋谷を出ることを決意。

9月:神奈川に引っ越すが。。。困難の連続
「葉山ファクトリー」という改装自由な場所を神奈川にみつけた。そこのオーナーから住むのは「シェアハウス海古屋」が良いと勧められ、葉山をラボに逗子を住居の二つを契約。入居している人達はクリエイターでみな親切、家賃も安いので契約した。しかし、家賃を振り込んだ次の日からオーナーの態度が激変。シェアハウスからラボへのアクセスがタクシーで1000円程度というオーナーの説明と違い、片道でも3000円ぐらいかかる事がわかる。しかも葉山はガールズアートプロジェクトのリビングラボとして使うことはwifi面でも非常に困難な部屋だと入居後にわかっていく。改善をオーナーに交渉したが、交渉できるような人ではなかった。オーナーにだまされた。
集まったWRSのメンバーも財団に対する研究費申請等が上手くできてない事等を知り、あきれて二人抜けていきました。自分の無力感に絶望し、当時は孫正義育英財団も辞めようと思った。

無料で古材を提供頂け、機材の使い方を教えてもらえるのが葉山ファクトリーの魅力だが、ロボットコンテストでは無料古材で作るより、渋谷の東急ハンズで購入するほうが送料や品質を等を考えると結局安く作れるとわかった。また、引っ越し先のシェアハウスの自分の部屋はオーナーの荷物、廃材などが高く山積みされたままで部屋の出入りで歩くことも難しい廃材倉庫のよう。荷物を運び出すという言葉を信用して、先にお金を払ってしまったことを後悔。部屋の荷物の一部は自分が入居するという事で隣の部屋にも移動されており、隣の部屋を借りている女性も景観がヒドイと困っていた。身勝手なオーナへの対応に精神面も大会の進捗面もボロボロに。

10月 : WRS大会、オーナーが変わる

撤退予定だったシェアハウスは10月からオーナーが変わった。

10月2日に新オーナー並木さんの前の拠点である藤野に連れて行ってもらった。そこで藤野のアーティストシェアハウスの住人と交流し、アーティストカルチャーに触れる。藤野から持ってきた機材などで、たった7日間で新生海古屋にオープニングパーティー会場をつくり開催!30人以上がこのシェアハウスに集まり盛り上がった!
WRS大会で女子の感性を生かしたロボットを発表!観客からは注目の的に!

新オーナー並木さんも、1階にも2階にも元オーナー荷物が山積みされており、入居希望者がいるのに撤去してくれない事に困っていた。下の写真は事務局と一緒に荷物を外に運び出してなんとか通路だけでも作ってみました、とりあえず、出入りしやすくしましたと住民に報告した時の思い出の写真(笑)


そしてやっと苦労の末、10月末に以前のオーナーの荷物が完全撤去(元オーナーの新居にシェアハウスの入居者たちが数回車で往復して運び出したらしい)
11月 : 自宅のリビングラボ化を進める

クリエイターシェアハウス海古屋のアーティストカルチャーに触れ、言葉では表現できない刺激を受けた。

12月 : 葉山ファクトリーから撤退、そして逗子にリビングラボ


葉山ファクトリーは退去の3か月前告知義務があるということなので、家賃と共益費を12月末まで支払った。お金だけでなく、その期間は無駄な労力を使い疲れ切った。シェアハウスも倉庫部屋という劣悪な環境だったため当初すぐにシェアハウスは撤去を申請した。しかし、こちらは10月に新オーナー並木さんに変わり、彼の人柄と運営で入居者も増え、居心地の良いクリエイターシェアハウスとなっていった。自宅として借りた狭いシェアハウスの部屋だが、ここはクリエイターたちが集まり、文化がとても良いので、ここを住居兼リビングラボ化することを決意。

自分は挑戦したことには諦めずに取り組む主義。
状況的にうまくいかない時は新しい場所や新しいやり方をすることが必要だと考えた。 その結果、渋谷、葉山、逗子とリビングラボは半年間で3回の引っ越しをすることになった。

WRSでロボカップで知り合いの大学院生に「君は物流とかやっている人間じゃないよ、研究開発に専念するべきだ」と言われ、自分の役目にはっと気が付かされた。
自分が今していることは交渉・物流・書類作成・人の管理といった、ローマ時代や古代中国文明からあることばかりになっている。自分はイノベーションを起こすようなロボットをつくるために起業した。しかし 研究どころではなくなっていた。
親のすすめもあり、10月の大会後から2月ぐらいまで、大学進学 とエンジニアとしての就職と を考えるようになった。

2018年は後半から2月ぐらいまではネガティブだったのでふりかえりがおくれました。
2019年からポジティブに変わっていきます。次回へ

ふりかえり①2018年6月まで

DKT代表の出村賢聖です。今年は毎年している一年のふりかえりを書かず月日が過ぎてしまいました!上半期終了になる前に2018年と2019年の上半期をまとめてふりかえりを書くことにしました!

2018年は女性の感性で今までにないロボットと未来の部屋をつくるコミュニティ、ガールズアートプロジェクトを進めた一年でした。
初めてガールズメンバーと一緒にロボカップジャパンオープン、ワールドロボットサミットに出場しました。そして6月にはロボットのリビングラボをつくりました!

家やラボを借りたことや研究費申請など初めての事でいろいろわからない事があり、数々の困難に見舞われましたが、

2018年はGirls Art Project飛躍の年。

スタート :

1月 、2月: 渋谷キャストで女子会ロボットアイデアソン
女性の今までにないロボットアイデア!これを実現しよう。


孫正義育英財団から一期生の研究費支援額が1月末に発表された。
研究費は領収書提出という方法で後払いなので、母から管理を頼まれている祖母の通帳からお金を借りて研究機材を購入。
また、正財団生となる。

3月 : ワールドロボットサミット2018のTDP提出

WRSに出場する資格を得るためのTDP(英語論文)をメンバーで共同執筆。

4月 : 活動場所探し & ガールズアイデアCAD設計、渋谷イベント

書類審査によりガールズアートプロジェクトのメンバーと一緒に国際的なロボット大会WRSに参加することが決定。
ロボットアイデアを形にするため、女子大生がCADでロボット設計。女子のアイデアを実現するためには、3Dプリンタではできないことが分かった。

また、石川代表のGirls ArtProjectの女子高生ペアがロボカップジュニアジャパンオープンでオンステージPreliminaryリーグの 一位となり日本代表に選抜される。女性の感性を生かした柔らかくかわいいロボットとダンスパフォーマンスで話題に。
渋谷ではキャスト一周年イベントにガールズメンバーと参加。
このプロジェクトから石川拠点では女子高校生、渋谷拠点では女子大生ロボットアーティストを誕生させることができた。

5月 : ロボカップジャパンオープンガールズメンバーで出場

女子の曲線的なデザインを実現するためには、3Dプリンタではできないことが分かり実機制作は間に合わなかった。しかし、自分の開発したシュミレーターの中にデザインしたロボットを映し出す技術により、女子のロボットデザインを発表することができた。
ポスターもガールズメンバー二人が作成。

6月 :ガールズアートプロジェクトのラボとして ハッチェリー渋谷入居、WRSリモートチーム結成、RoboUniverse 2018

女子会風未来の家アイデアソンを開催。そこで出たアイデアを元に、ガールズアートプロジェクトのリビングラボが誕生!また、学生インターンも活動。

世界的なロボットカンファレンスから日本のロボット教育についての講演を頼まれる。日本でのロボットカルチャーとしてガールズアートプロジェクトの活動をメインにソウルで講演。海外の大学教授や起業家とネットワークが広がった。

 

2018年下半期、7月以降のことは後日書きます。

 

 

Joint to the World !