ふりかえり③葉山芸術祭でイノベーション

2018年は12月29日の葉山ファクトリー撤退で暗いまま終わってしまったので、引き続き2019年の5月までの事も書きます。
葉山芸術祭出展で現在はクリエイティブに楽しくやっています!


1-2月 :研究員として貢献。GAPとのコラボ決定
父親でもあるロボティクス学科の教授から
「ある学生の修士論文がピンチなので交通費払うから石川に来て手伝ってくれ」という事で論文のヘルプを行う。
修士発表は成功し、彼は修士号取得!
「引きつづき研究のヘルプお願い」
という事で、企業との共同研究のAIロボット開発サポートを行い、質疑にも研究員として地味に答える。大学院生による発表は大成功し、研究室での継続研究が決定!

研究室への研究の貢献に加え、介護施設で使うロボットの実証実験の話がこの研究室に来たため、ガールズアートプロジェクトと出村研究室とでロボットの共同研究を行おうという話になった。

シェアハウス海古屋にファッションクリエータのMiyokoさんが入居し、GirlsArtProjectにも入ってくれた。金沢服飾学院の先生も しているということで、卒業制作のファッションショーが金沢21世紀美術館で開催されることを紹介される。石川のガールズスタッフ達とショーや展示を見に行き、ガールズコレクションの世界を垣間見る!

3-4月 : 葉山芸術祭アイデアソン & Google Homeカバー作り


シェアハウスオーナーの並木さんから葉山芸術祭にGirlsArtProjectも一緒に出展しようと誘われた。
オープンハウス、オープンラボという形式の展示なので、GirlsArtProject のリビングラボを部屋ごとアート作品として展示することにし、 Miyokoさんが 出展名を考え、
「カワイイ!テクノロジークリエイティブハウス体験」とした。
葉山芸術祭のアイデアソンも一緒に企画し金沢と渋谷キャストで開催した。
女性の感性を活かしたロボットを作るには、柔らかいロボットで布が重要と考え、自分もMiyokoさんと一緒にGoogle Home カバー製作を行う。

また、石川では金沢工業大学に女子大生の新リーダーが生まれ、夢考房Jr@GirlsArtProjectができる。

昨年活躍したGirlsArtProject@Kanazawaの女子高生ロボットアーティストの一人が今年は高校の部活にロボット班を作って後輩の男子二人と一緒にチームを組んだ。ロボカップジュニアジャパンオープン2019でカワイイロボットを作って大活躍。

5月 : 葉山芸術祭でリビングラボで女子のアイデアを実現

HiveShibuya拠点で女子高生達から出た「森や海などにすぐに行ける空間を部屋の中につくる」女性アーティストから出た「その日の気分や来客者の要望に応じて内装を変えられる部屋」を変えられる映像と照明の連携&アロマ加湿器で実現。
ハッチェリー渋谷の若手女性社員の「ハッピーミニの顔をVRゴーグルにいれてかわいくする」も実現して展示。
渋谷キャストのアイデアソンでの「ホールケーキ、クマのgoogle homeカバーの執事」も展示。
Miyokoさんのアフリカの布の展示のスペースも設けた。
暗めでカラフルな照明が柄物の生地の展示によくない、自然な光がよいといわれ、どうしたらよいか。。。と考え、ひらめいた!

翌日秋葉原にスポットライトを買いに行った。
「布を照らして」、「カバーをオンにして」などと声を発するとスポットライトが展示物を照らすように設定した。そうすると部屋のカラフルな照明の中で、作品にスポットライトを劇場のように当てることができ、部屋がまるで執事がいるメルヘンチックな世界に!葉山芸術祭でリビングラボにイノベーションが起きた。

「このイノベーションを起こすために、1年間苦難があったんだなあ。」

また、ガールズアートプロジェクトの元金沢工業大学リーダーも葉山芸術祭で逗子のリビングラボに来ました。彼はGAPを最初からずっとサポートしてきてくれたスタッフだ。就職後はGAPの北陸のスタッフとして大きなコミュニティにするための活動をしてくれるとのこと。 最高の仲間です!


2018年は 研究費申請のための説明書類などを作成するのに疲れ、さらに 引っ越しで物や人とのやりとりに疲れ果てた。
初年度の研究費申請失敗は自分の研究は新しすぎて年配の有識者に理解してもらうのに時間がかかるうえに、フィードバックによって変えていくリーン開発なので日本の研究費申請の仕組みに全く向かないからだとわかった。
ガールズ×ロボットだけでも年配男性の有識者に理解されにくいのに、アートや更にアイデアソンで女性の斬新なアイデアを常どんどんとりいれて研究開発をすすめているからだ。
ワールドロボットサミット以降は研究費申請をやめ、生活費申請にかえた。「ロボット生活始めよう」がDKTのテーマなので生活費=ロボット生活費だ

思い返せば、リビングラボ作りは大変クリエイティブだった。今までシリコンバレーでエンジニアをしたことや国際的なコンテストで活動したことを大きな出来事だと思っていたが、既にあるものにのっかっただけ。自分で1から作るということとは、まるで違う。シェアハウスには理解してくれる楽しい仲間もできた。

社会においては若者から金銭を巻き上げたり、学生エンジニアに無料労働をさせて自分達だけお金を稼ぐというビジネスモデルをつくる人達もいる。(高校時代にそういうタイプの人に一緒に仕事しようと言われ、逃げた経験がある。)
自分はまだ人を見る目がない上にサービス精神があり、ポジティブなので利用されやすいタイプだと思っている。でもそれがなくなったら自分らしくなくなるので、リスクを恐れず挑戦を続け、経験を積んでいこうと思う。
また、大変な時に助けてくれるのは両親だ。信頼できる他人をすぐに見つけるのは難しいので自分は家族や親せきが居ることに感謝し、これからも助け合っていければと思う。
自分はこれからもシンギュラリティアーティストとして新しいものを作る創作活動を、研究者、アーティスト、発明家の3つの視点でやっていきます! 🙂

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