「意識高い系(笑)が集まってリスクのない中でのビジネスマンごっこ」と一部の昭和世代の社会人たちからは叩かれている学生団体ですが、DKT事務局は日本をグローバルに変えるのは優れた学生団体ではないかと思っています。
理由は
まず、新しいことに敏感、柔軟性があり、好奇心で無謀な挑戦ができ、試行錯誤、自信をなくして落ち込む事は多々あるが友達に応援されなんとか立ち直る、そして失敗経験から気づきがある。それが学生団体の長所だと思います。また、他大学と連携しているところが多く、グローバルをビジョンにしている団体は海外大学との提携があり大きなコミュニティになっています。卒業生を通じた企業と結びつきがあるところも特徴です。
一例になりますが、ヘッドマウントディスプレイのVRソフト開発コンテスト(学生団体BizJapan主催)を以前見学しました。
運営は講習会を何度か企画し、参加者の状況を聞きながら、チームビルディングも手伝うなど、知名度がまだない最先端機器を使ったコンテストという難しい企画に取り組んでいました。
参加対象が大学生以上となっていたので、DKT代表が「この勉強会に高校生でも参加できるか」と問い合わせたところ、すぐに中高生も参加可能となりました。
柔軟性があり、新しいことに挑戦、試行錯誤で失敗もしながら成長していく、これは若い学生団体の特徴であり、保守的な日本の教育機関や企業にはない最大の強みだと思います。
コンテストは難易度の高い企画なので向学心とモチベーションの非常に高い参加者のみが残りました。
コンテスト準優勝の「UT-HACKs」も学生団体の代表が率いたチームで「反対にあなたなら(このプロダクトを)どういうビジネスプランにしますか?」と審査員に逆質問して困らせる場面もあり、学生のモチベーションの高さに驚きました。
優勝チームの副賞であるシリコンバレー派遣ではスタンフォード大留学中の安谷屋氏も現地で手助けしたそうです。特に無謀ともいえるアポなし電撃プレゼン、デモ企画は彼自身ががシリコンバレーでチャンスをものにしてきたアイデアでBizJapan運営は今回それを取り入れたそうです。
安谷屋氏のチームは審査員から中間報告会でダメ出しされ、2015年4月の最終審査では3チーム中3位になったプロダクトでしたが、今ではシリコンバレーのVCに気に入られ、AdawarpのCEOとして起業も決まりました。自分のプロダクトを信じて改良、活動を継続し、シリコンバレーで栄光の一歩をつかんだ数少ない日本人です。
学生同士協力しあいながら挑戦をしていく日本の学生とその団体をDKTでは応援しています。
批判された時にも、応援してくれる仲間がいるため立ち直れるのが学生、学生団体の良さではないかと思います。
先日は中国の文科省が行ったICT教育改革について書きましたが、保守的な日本の体制では急速なグローバル化は難しいので学生団体に大きな期待をしています。今後はオンリーワンの精神を持つ世代が大学生になっていくのでさらに期待しています。
※Beliveもよく小中学校で歌っていた世代、歌詞は学生団体の活動そのもの。
DKT事務局