ロボカップジュニア石川ブロック大会

時間がさかのぼりますが1月に開催されたロボカップジュニアKITノード大会、石川ブロック大会についてのレポートです。

スクリーンショット (122)DKT事務局の感想を一言でいうと

イノベーションが出場者から返ってきた大会!

でした。

今回は高校生が今までで一番多く出場!

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やっと時代がロボカップジュニアについてきた!と感じました。

石川の高校、高校生が変わった!

DKTロボットスクールの2期生の石川高専生、星陵高校生二人とDKT代表がつくった泉丘高校ロボット部という3つの学校のジュニアがチームを組んでサッカーの上級リーグに出場しました!!!

一度はロボカップジュニアの活動を辞めた生徒達が学校の枠を超えて協力し合う事により再び石川ブロック大会に出場することができた。当初小学生だったDKT二期生である彼らの行動力は素晴らしい!泉丘ロボット部もメンバーたくさんいるのに他の学校との合同チーム認めるなど以前では考えられませんでした。

26992058_776519669225794_7808044884513139944_n中高にロボカップジュニア導入は以前色々問題がありました。
詳細はわかりませんが、「日本の文科省」の教育方針とロボカップジュニアが合わないと思われました。
日本では中高生は「学生」ではなく、あくまでも「生徒」なので
先生が生徒を教えてできるようになったという報告が必要なようでした。「大人がロボットを作ったり教えてはいけない」という国際的研究者を育成するためのルールと合いません。
また、日本の偏差値教育は成績で他者との「競争」に勝つことが重要なので、生徒は大会順位だけで「学んだかどうか」を判断されてしまいがちです。
全国から集まった他のチームと技術の情報交換したりすることは試合で勝つことより学びが多いのですが。。。。

グローバル教育が小中高にも必要だという声が上がるようになり、東大を始めとする一流大学が推薦入学制度を取り入れるようになり、高校も少しづつ変わってきたと思われます。

特にスーパーサイエンスハイスクールとして歴史が長い泉丘高校は一昨年スーパーグローバルハイスクールにも指定されたため、教育改革が急激に進んだのでしょう。

今回はレスキューチームは技術力がまだ低いということで石川代表として推薦しないことになってしまいました。
先生が教えてそれなりのチームにすることもできたはずなのにあえて生徒だけにまかせて自由に研究させた方が長い目で見て生徒のためになるという先生の方針が感じられました。

得点できなかったチームも含め、全チームパーティで自分達の発表を申し出た高校生チーム達。

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DKT代表は「まだ技術は低いけど、青春してるな~」
と彼らを見て言っていました。

大切なことは「勝ち負け」ではなく「いかに多くを学ぶか」というロボカップジュニアの精神を泉丘高校では現在は実現できるようになっていました。

一年生が多かったので彼らの来年に期待です!

注目ナンバーワンはGirls Art Project@KANAZAWAチーム。
石川初の女子高生2人組という事に加え、レベルの高さにジュニア世界大会経験者の大学生スタッフもびっくり。

27067192_776917602519334_3220952670335975105_nそのため、WROに出場経験のある金沢美大生をお願いしてアート的な見地での審査も行われました。
彼女たちを見て、女子が今までにないロボットを作るというだけでなく、ボカロの曲で女子高生がダンスする時代なのだな。。。と時代の変化を感じました。

音楽の教科書に初音ミクが載っている時代の女子高生なのです。

石川ブロック大会後の反省会で高校が変わったのだから石川ブロックの運営も「中学生」も集めていくような方法に変わって欲しいと事務局はスタッフ参加した一人として感想を述べました。

先輩のつくったを舗装された道を通って活動するより、道を切り開きながら活動するのは10倍も20倍も大変。

今回は高校生2チームがそれをやってのけた。

大人達はそんな挑戦ができる若者に教えてもらって、新しい時代を作っていければ平和だなぁと思う。

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