ロボカップジュニア夏合宿2011 in 福岡

夏合宿交流戦の様子(サッカーフィールド)

7月31日から8月2日まで,ロボカップジュニア夏合宿2011に参加しました.場所は九州の福岡です.

初日は世界大会参加者の報告会やユニークな取り組みのプレゼンテーションがありました.プレゼンテーションはどの子供も素晴らしく,今時の子供,いや,ロボカップジュニアに取り組んでいる子供は日ごろからプレゼンテーションが鍛えられていると思いました.これからのグローバル社会で生き抜く上では必須な能力です.その中でも,私が一番印象に残っているプレゼンテーションはReverse(リバース)でした.サッカーAライトウェイトリーグのスーパーチームで世界大会優勝したことを納得させるできでした.発表者のロボカップジュニアにかける熱い思いがひしひしと伝わってきました.プレゼンテーションはテクニックではなく,気持ちであることを示した良い例だったと思います.e^πi+1(ZERO)やChitoseのプレゼンも素晴らしかったなあ.

2日目は,1日中交流戦でした.サッカーフィールドはライトウェイト2面,オープン1面,サッカーB1面でした.石川ブロックから参加した子供は,交流戦で2勝し,ジュース杯でも1勝することができ,ジャパンオープンよりはサッカーらしくなってきました.それでも,トップのチームと比較するとプログラムが荒く,まだまだ修行が必要です.また,私はジュニアの審判は初心者なので,審判の練習をしジャッジについて,経験豊富なジュニアのメンバーから指導を受けました.夜は,ロボカップメジャーのシミュレーションリーグで2010年世界チャンピオン,2011年世界第2位の秋山先生の講演があり,シミュレーションリーグの現状がわかりました.ジュニアはメカニクス,エレクトロニクスの開発をメインにしている子供が多いので,バーチャルなソフトウェアだけの話は難しかったかもしれません.

3日目は,ロボカップメジャーの中型ロボットリーグに参加し,日本では敵なし,今年の世界大会ではテクニカルチャレンジ競技で優勝したHibikino-Musashiチームのメンバーが来られ講演とデモを披露してくれました.講演は武村先生がロボカップ中型ロボットの歴史と現状を分かりやすく説明され,「10分間で10枚の紙だけを使って高いタワーを作ろう」というグループゲームなどがあり多いに盛り上がりました.子供達は自分がロボットを開発していることもあり,世界トップレベルのロボットのメカやエレクトロニクスに興味しんしんで,熱心に質問している姿がとても印象的でした.

北原先生から「夏合宿に参加している子供たちの中から来年の世界チャンピオンが生まれている」という魔法の言葉を子供達はかけられ,自分の可能性を信じることにより,大きく成長するためのステップになった夏合宿でした.実際に,昨年夏合宿に参加したReverseは今年世界チャンピオンになっているだけに魔法の言葉にも説得力があります.

最後に,合宿開催の担当だった九州ブロックの皆さん,とても楽しく有意義な合宿でした.各県のメンターの皆さんにもいろいろなことを教わりました.どうもありがとうございました.来年はどこで開催されるかわかりませんが,是非参加したいと思います.できれば涼しいところがいいなぁ.

石川ブロック長

 

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