2017年自分を成長させた10代ニュース②たぬきになったおばあちゃん

出村賢聖です。引き続き10代最後の年の振り返りをします。

5.一人暮らしの祖母の認知症の進行

obachan-tanuki「おばあちゃんはタヌキ」

これは母が疲れ果てた姉に言った言葉。
認知症の症状には子供還りのような症状があります。但し、老人なので子供と大きな違いが。それは記憶障害があっても、年の功による知恵が発達しているため、ごまかしや心理テクニックに優れていることです。
ずる賢いため、本当に対応が大変です。

母:おばあちゃんがわからない時は時間をかけて何度でも徹底的におばあちゃんにわかるように説明。
→話が終わってすぐ、または話の途中で同じ質問の繰り返し。
教わってもわざと違う自分のやり方でやる。

叔母:おばあちゃん用の手料理を作り、一緒になにかをしたり、世話をしたり。薬を飲ませるのに必死。
→作ってくれた食事をわざと食べないで一人で外に食べに行ったり、別のものを食べる。手渡しされた薬をまたしまい込む

「狸や狐が憑りついた」と昔の人が言ったのは、認知症で変貌して騙したり、攻撃的な言動をしている時の家族や親戚のことだと思う。。と姉に母は言っていました。

「今はタヌキになっている」と思うと少しは楽になるようです。

自分はおばあちゃんの対処方を考えて行動するようにしました。

からまれた時はあらかじめ買っておいたスイーツなどを食べようと話して話題を変える。質問が何度もしつこい時はわかんないと答える。
→ おばあちゃんはスイーツを楽しく食べて忘れてしまう。
わかんないと言うとおばあちゃんは自分で答えを探そうとする。

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2014年冬ごろから祖母の物忘れがひどくなり、遊びに行くと、私が「夜部屋に入ってちらかした」「お菓子を食べた」
とかありもしないことを言い出すようになりました。
祖母の被害妄想がひどくなり、言動も攻撃的になってきたため、医者である祖母の妹Mに相談し、なんとか2015年 に病院で検査を受けさせることに成功。アルツハイマー型認知症との診断を受けるが、祖母はあくまでも自分が病気という事を否定。薬を飲まない、または飲んだことを忘れて何度も飲むなどの問題が発生。デイケアセンターや介護ヘルパー制度の利用を医者から勧められ、申し込んだが断固拒否。

祖母はもともとおしゃべりぬいぐるみの「プリモプエル」を自分で購入してかわいがっていたので
「かわいいロボットと暮らせば楽しめるのでは?」と思い2015年から2016年にかけて、「pepper」を家で試しました。しかし、実際暮してみると、認知症のため簡単な操作でも、新しくロボットの操作を覚えるのは困難。なる前にロボットと一緒に暮らしていないと難しいのだと気が付きました。
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おばあちゃんの妹Mは東京に一人暮らしなので、時々泊まりに来て、通院に付き添って生活がきちんとできているのを確認してくれました。しかし、夏にタイにいる叔母夫婦が帰国し、おばあちゃんの部屋を確認したところ認知症の薬がきちんと飲めていなかったというのがわかりました。

おばあちゃんの認知症が進んできて、夏は叔母夫婦と母と私との壮絶な毎日になりました。

心を込めて一生懸命やってもおばあちゃんはそれに応えてくれるどころかツンデレ。しかも元気なので、やっていることの邪魔を常にしてくるので、二人の娘は精神的にも肉体的にもくたくた。

母親と叔母はおばあちゃんに「人に迷惑をかける人間になるな」「親の顔に泥を塗るな」「気品とプライドを持った気高い女性になりなさい」と厳しく育てられたそうです。それがタヌキのような悪知恵を使って、まわりに迷惑をかけまくるおばあちゃんに変貌してしまったのを精神的に認めることができないようです。
しかし、認知症になってしまったのでもう昔のおばあちゃんではありません。

そこで自分は、ベネッセの認知症サイト等で認知症の症状について詳しく調べました。
叔母が困り果てていたいじわるな点が認知症の周辺症状に該当していました。これで認知症の理解が一気に進むことに。しかし、どんどん色々なことが突発的に発生するのでその対処に負われました。認知症の症状の理解が認知症の症状の進行に追いつかなくて大変すぎ。認知症はステージによって何十種類も出来事が発生しました。「今までのおばあちゃん」で考えてもうまく行かないのでいちいち症状をgoogle検索。すると結構該当事例がありました。

覚えているときと覚えていないときがある。年の功で誤魔化し、話を作る、言い訳が上手い。人の心をもてあそぶようないやがらせをする。

それでも今までは認知症でも掃除や洗濯、外出が大好きで身の回りのことが一人でできた祖母でした。
しかし、2017年9月上旬に祖母が夕食の買い物をした後に「一人で家に帰れない」ということがおき、交番のお世話になりました。これでは危険なので、杉並区のケアマネージャーを早急に頼みました。しかし、おばあちゃんは自分で自由にやりたい性格で、介護を断固拒否!大変なことばかりでした。

以下がおばあちゃんが使う心理テクニックです。

  1. 当たり屋テクニック(手を引いたりすると痛いとさわぐ)
  2. ツンデレテクニック(かまってほしいのにいやとかすぐ言う)
  3. にらみつけて拒否の姿勢(若い女性が嫌い)
  4. 「帰りたい」攻撃(ツンデレの場合と確かめたい場合がある)

認知症用のデイケアセンターに行っても、おばあちゃんの「帰りたい攻撃」で、ことごとくお断りが。

10月には新築でピカピカのグループホームを見つけました。
おばあちゃんの3姉妹に協力してもらい、電話で「ホーム入居いいわね~」と言ってもらい、ゆくゆくは3姉妹そこで一緒に暮すという話にしました。
「新築で倍率の高い超人気の住宅なので審査が厳しいのに、医者である妹Mの紹介なのと、おばあちゃんが品が良いので審査に受かった!!(*^▽^*スゴイ!!」という設定で皆で祖母を説得し、なんとか入居に成功。12月にはグループホームから、「慣れてきましたよ」と報告があり、安心していたら、年末に脳出血になり、緊急入院。

そこでまたいろいろ大変な事がありましたが、1月20日に退院が決定し、グループホームに戻れるとなったのでよかったです!

gatag-00008165おばあちゃんに人生を楽しんでもらいたい!

自分は冷静に認知症のことを調べ、どこが認知症でどこがおばあちゃんの長年培った知恵と心理テクニックなのかを見極めて介護しました。その結果、最善を尽くすことができ、おばあちゃんをお断りしたデイケアセンターの介護士よりばあちゃんが人生を楽しめる介護ができたかと思います。
この経験は家庭用ロボットの研究開発に活かしていきます!

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