シリコンバレーでロボットエンジニア

 

昨年8月に安谷屋さんから「AdawarpのプロダクトがRiverのアクセレータープログラムに採択された」とメッセージがありました。SVVRで一人でプレゼンテーションを行ったのが投資家の目にとまったそうです。

それはBizjapan研修ツアー中のちょうど自分達が参加した時の事だったので大変感動しました!
adawarp card9月には帰国した安谷屋さんから『Adawarp Robotics engineer Kensei Demura』という名刺とadabearを手渡され、10万ドルの投資を得た事とペンギンロボットのTrybotsと提携したことやメンバーを紹介されました。
そして12月3日のSFでのデモデーを成功させ、angelからSeedにレベルアップさせたいのでシリコンバレーに一緒に行こうと安谷屋さんに口説かれました。
自分は攻穀機動隊のコンテストに出場したいのですぐにはいけないと話したら、コンテストのメンバーに安谷屋さんも急遽加わることになり、コンテスト終了後の11月10日ににシリコンバレー出発を約束しました。
自分の役割はAdawarpのロボットエンジニアとしてAdabearをレベルアップさせること、そして12月3日のデモデーではSF会場にいる唯一のエ ンジニアとなるため、テレプレゼンスのデモをシリコンバレー⇔秋葉原で成功させること。そしてAdawarpの提携先として自分のドローンのプロダクトの デモを成功させることだとと思って参加しました!エンジニアとして大変重要でやりがいのあるポストだと思いました!
自分はまず、adabearのスマホ対応を行い、コントローラーを使わなくてもできるようにしました。従来はOculus RiftとPCが必要で煩雑だったのを、スマホだけで動くようにしました。また、シリコンバレーと秋葉原をテレプレゼンスできるよう設定しました。

MR. Telp Commercial from Daisuke Konagai on Vimeo.
予想外だったのは、ロボットの価格を$200に抑えることが第一目標という安谷屋CEOの固い方針があったことでした。
$200でハイテクな電子おもちゃか、それとも$1000できちんとした低価格ロボットか。後者にするために自分がプロジェクトに呼ばれたと思っていたのですが、CEOの方針は前者なので自分が開発することは限られました。
但しDJIドローンが届いたので、androidアプリ開発であるSkywarpはRIVERデモデー5日前から開発を始めました。プロトタイプを5日で作りました。
追加投資をもらうには提携企業がある事が重要視されると安谷屋さんから聞いていました。ロボットの開発ができないなら、提携先としてドローンのプロダクトでAdawarpのブースを盛り上げ、Adawarpの格をあげる事に専念しようと考えました。
RIVERのデモデーでは複数の電子おもちゃをVRで操作できるデモ、アメリカから東京にある電子おもちゃに瞬間移動できるデモをおこないました。そしてSkywarpプロトタイプのデモも行いました。
demo1_nデモは成功しましたがこの時点では追加投資は得ることはできませんでした。

その後、日本のVCにも会うために安谷屋CEOは一人で一時帰国しました。帰国中の安谷屋CEOから
「CES2016のAdawarpブースにSkywarpの方を大きく出展していい」
という話がありました。
Adabearが日本で認められたから次は君の番だという事なのかと思い、自分はわくわくしながらSkywarpアプリの開発を続けていきました!Adawarpにインターンに来た東大生にプログラミング&アプリ開発&ドローン飛行研修を行ったりもしました。
そしてCES2016ではSkywarpをベータリリースしました。
「Skywarp」は多くのユーザー登録があり、DJI,PARROT,ONAGOfly3つのドローン企業と提携 が決まりました!

3月19日追記
ADAWARPにはアメリカ本社、日本支社があり、出村賢聖は日本支社からロボットエンジニアとしてアメリカに出張していました。
商用でESTAを使用
日本で働いているビジネスマンがアメリカに出張し、会議・商談・視察などに参加するのが「商用」に該当します。自営業の方が商品の売り込みや買い付けに行くのも「商用」です。

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