2015年自分を成長させた2大ニュース(後)

●ロボカップ2015
Mini1「I wonder if your team will be interested to join @Home SPL?」
東京大学生産技術研究所のDr.Jeffrey Tanから3月のFACEBOOKのメッセージでロボカップ@ホームジャパンオープンに新リーグができた事を知りました。その後、ロボットを見せてもらい、説明を受けたのが始まりでした。

2014年12月のインテリジェントロボティクスチャレンジでは金沢工業大学にロボットを貸して頂けたため一人出場できたのですが、ジャパンオープンでは金沢工業大学は研究室チームで出場するためメンバー以外は当然ロボットは使えません。
金沢工業大学と共同チームで出場すれば良いとDr.Jeffrey には言われましたが、自分は当時Team IcARusの活動があり、4月24日のSlush Asiaまでは東京で活動しなければなりません。
11025952_831334136937096_4226534042839569455_n5月に福井で行われるジャパンオープンには参加したいが、東京にはロボットも作業場もないため、「Dr.Jeffrey のチームに自分も加えてもらい、東京大学生産技術研究所で開発させてもらえないか」と相 談しました。

Dr.Jeffrey はここは作業場もないので、一人出場できるようにとロボット会社の中川範晃さんを紹介してくれました。

4月から会社の作業場でロボットの研究開発をして会社のブロ グ執筆するというアルバイトをさせてもらえることになりました!アルバイト料を頂ける上にSPLに出場するロボットを貸してもらえるという大変ありがたい 経験でした。

リーグのことやロボットの事、大会のことの詳細を知りたい方はRTのブログをご覧ください。

ロボカップジャパンオープン2015@ホームリーグの集合写真

ジャパンオープンの3日間は金沢工業大学とも全く別で作業場の席も離れていたのですべての事を全部自分で考えてやらなければならず、肉体的にも精神的にも 大変ハードな大会でした。

ソフトの開発に加え、ロボットの改造、調整、移動、充電、試運転場所確保など重労働です。疲れ果てて休憩場所で一人仮眠している か、必死に調整しているかのどちらかで疲れたと弱音を吐く余裕さえありません。
ロボットの大会でチームメンバーがいるというのは大変ありがたいことだと痛 感!
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大会後、東京でのHMDとドローンのプロジェクトから切り替え、石川にこもることにしました。
5月からは夢考房ジュニアのSROP研究員として、FMT研究所で金沢工業大学の研究室のメンバーになり、開発したり、大学でAIの講義を受ける事ができ、大学で研究開発に明け暮れる毎日を過ごしました。

また木下さんから、SVFTというグローバルスタートアップイベント参加のお声をかけて頂いたので開発中の自律型ロボットhappy robot Miniを出展することにしました。
11406849_1428457980812626_5234988915714612309_n英語のピッチバトルに人間とロボットで出場したためMiniは人気者になりTECH IN ASIAという海外メディアにも取り上げられました。
自分はこれによりロボカップ世界大会で発表する度胸がつき、世界大会に向けて勢いがつきました。

また、研究室メンバーの一人が金銭的な理由で世界大会に行けないという問題が発生し、初のクラウドファウンディングを行いました。
「ロボット」が開発者である人間のために支援を呼びかけるという新しい試みでした。

成立はしませんでしたが、エンジェル投資家の山口慎平さんとその友達から直接支援があり、無事メンバー4名で世界大会へ行くことができました!ありがとうございました!

ロボカップの研究成果を10月に初参加の第7回Ros勉強会で発表。
12月の計測自動制御学会では発表申し込み後にシリコンバレーの日程が決まったため、初の学会発表はシリコンバレーからのビデオとSkype質疑応答となりました。

小中高生の皆さん、金沢工業大学の夢考房Juniorではやる気があり、戦力になると思われれば中高生でも研究員として参加するチャンスを与えてくれるようです。人数が少ないのですぐに戦力になれました!
1291587_977961438945089_6627213848955817982_o2014年のインテリジェントロボティクスチャレンジに一人参加した時、NICTの杉浦さんから、
「大学の研究室はどこでも手が足りないから、参加したいと言えばできるんじゃないかなぁ」と言うようなアドバイスを頂きました。
ジャパンオープンの時にDr.Jeffrey にチーム参加を相談したのもそのようなアドバイスがあったためです。ただ、彼のチームは東京大学、マレーシア工科大学、南海大学の3ヶ国大学共同研究だったため世界大会でも最も人数の多いチームでした。

無理だとすぐに諦めていたら2015年史上最大の2大ニュースはありませんでした。
自分は挑戦し、一人でも出場することで道が切り開けました。
やりたい事がある人はダメモトで挑戦することをお勧めします。

自分は優等生でないため、批判される方が多かったでしたが、このように助けてくれる人のおかげでチャンスをつかめています。

初の学会も先生とAdawarpのメンバーという協力者のおかげで発表する事ができました。

2016年も、ロボカップとドローンのプロジェクトを続けて行きます!
今までにない、新しいものを創って行きます!
ロボットと人間が支え合う明るく楽しい世界を創ります!
ロボットで産業革命!

今年もよろしくお願いします!

WK RoboCup 2015 China

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